ぐへぐへ日記

ゲイがいろんな生き方を模索しながら書いているブログです。

【微妙】ダンケルクを見たよ!正直あんまり面白くなかったよ!【残念】

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こんにちは。ぐへぐへ(@guhe46;)です。

今回は映画ダンケルクを見たので、ぼくの感想を書いてみます。

正直言ってあんまりおもしろくなかった・・・。

何が面白くなかったか書いてみました。

魅力的なキャラクターの不在

この作品はあえてキャラクターそれぞれの生い立ちや過去などの人間ドラマには深掘りしていないようです。

キャラクターの背景を想像したい、っていう自分にはあまりおもしろく感じられませんでした。

もちろんリアルな戦争を描きたいっていう監督の意図があったんでしょうが、キャラクターの背景もリアルな戦争の一部なんじゃないのかな?

そして「深掘りしない」わりには途中で死んでしまう少年ジョージの過去にはそこそこ深掘りしてる。

まあ彼は軍隊ではないから個を認められてるのかもしれないけど、深掘りされたジョージの死もかなりあっさりと描かれるので、感情移入することはそんなにない。

というか感情移入できそうな部分はこの程度しかないので、監督もこのジョージに感情移入させようとして描いているかは不明です。

繰り返される似たようなシーン

似たような絵面のシーンが多かったのは気になりました。

水中で溺れそうになるシーン、ドッグファイトのシーンなど、同じような絵面になってしまって正直辟易した。

目まぐるしくシーンが変わらなくてもいいけれど、主人公が同じような苦難に会うシーンを何度も見せられるのはなんというか単調に感じる。

ドッグファイトのシーンなんかは特にわかってる人にはリアリティの高い戦いだったんだろうけど、好きでない一般の人には伝わりにくいところだと思う。

あまり怖くなかった

他の感想をいくつか読んでみたのだけど、正直そこまでハラハラするか?と思ってしまった。

これはぼくが映画館で見ずに家で見てしまったことも原因の一つかとは思う。

リアルな効果音や演出にハラハラすることがなかった。

いくつか理由をあげてみた。

家で見てしまった

そこそこ大きいテレビモニタで見たんだけど、映画館の臨場感にはかなわない。

効果音や緊迫感は大きなモニタ、高性能なサウンドシステムからじゃないと感じられないね。

血のりや死体の描写がほとんど出てこない

血のりや死体の描写があまり出てこないところ。これも絶望感や恐怖感を感じられなかった原因の一つ。

血しぶきやら死体は特に見たいわけでもないけど、それがないと圧倒的にリアリティがなくなってしまうと感じる。

アメリカとかでよくあると思うけど、いくら殴ったり切ったりしても全く血が出ない漫画やアニメを連想させてしまった。

監督の切り取りたい「リアル」がそこではないからあえて表現しなかったと言えるかもしれないんだけど、違和感がないくらいに目立たないように表現すればよかったんじゃないかな。 ほとんど血が出ないから逆に違和感を感じてしまった。

オチ(史実)を知っていた

史実を勉強しないとあんまり楽しめないかと思うんだけど、史実としてはかなり多くの人数が助かっているわけなので、主人公が助かることは予想できてしまった。

実際沢山の銃撃を浴びせられつつも、主人公だけは倒れることはほとんどない。(よくあることだけど。)

まわりのキャラクターにあまり個性がないことも、「主人公が死ぬと話を進める代わりがいない」ということから「主人公が死ぬことはないだろう」と連想させてしまった。

まあこの勘ぐりはゲスいかなあ。そんなこと言われてもって感じかもだけど。

ドイツ人が出てこない

敵となる存在が全く描かれないのも、リアリティがなくなる原因だったと思う。

わけの分からないものに襲われる恐怖、というのはホラーによくあると思うし、実際怖いと思うんだけど、こと戦争においては相手はわけの分からないものではなく、この場合だとドイツ軍人なので、逃れようのない恐怖が実体を伴って迫ってくるという方が恐怖、絶望感がわかりやすかったと思う。

アメリカ的ヒーローの演出

ドーソンの「確固たる意思」を持って死地に自国の軍人たちを救いに行くっていうのはすばらしいんですが、なんというかそれ以上でもそれ以下でもなかったです。

途中の事故でジョージが死んでしまったときも、まあ実の息子でもないからそこまで気にしないでもいいかな・・・。と思ったのではないかという見方ができてしまうのが残念ですね。

あえて息子ではなくこのジョージが死んでしまうという設定にしたのは何か意味があったのかと思うんだけど・・・。

まあ現実は特に意味もなく人が死ぬのでリアルと言えばリアルかも。

ラストシーンでこのダンケルクの戦いそのものを英雄的に捉えているシーンについては、ちょっと浮かれすぎかなって思った。

なんかアメリカっぽいなあ、と。

まとめ

繰り返される似たようなシーンもヒーロー演出も必要のない空戦パートも「これがリアルだ!」って言われると反論できないけど。。。

「リアル」の定義が難しいと思うんですが、個人を描いても軍としての群れを描いてもどちらもリアルだと思うんですよね。

それこそ群れは個人でできているので。

また、徹底的に群れを描くというのなら主人公はいなくてもいいのでは?とも思ってしまった・・・。

結局監督の感性とあわないとあまりおもしろく感じられないと思う。

「リアル」な戦争を描きたいという趣旨から本当に戦争のシーンをただつなぎ合わせただけのように感じた。(もちろん監督特有の時間軸の演出は工夫があってよかったと思う。少々わかりづらかったけど)

「リアル」を描こうとして一周回ってしまったというか・・・。そのわりには血や死体などの残酷さは取り除いているし。

色々試してみたけど、うまく伝わらない人には伝わらない作品になっちゃったんじゃないかな、という印象でした。

意図はわかるんだけど、他にやり方あるんじゃないの?というか。

揚げ足取りのように聞こえてしまう部分もあるかと思うけれど、作品世界にうまく没入できるかどうかが楽しめるかどうかのカギだと思います。

臨場感のあるサウンドや急かされているような時計の音にうまく洗脳(?)されれば細かい矛盾とかは気にせず楽しめる可能性が高そー